
私が食べるものを愛猫が欲しがるんです。
食べさせたらいけないものが知りたいです。
そういった疑問にお答えします。
- この記事はこんな人におすすめ
- 猫に有害な食べ物が知りたい
- 愛猫がなんでも口にするので心配
飼い主さんが食べているものを愛猫が欲しがると、ついついあげてしまうことってありますよね?



私もかなり昔ですが、愛猫におやつにちくわをあげたりしていました。
今思うと、無知って恐ろしいと思います。
その愛猫は18歳で生涯を終えましたが、今考えると自分の無知さに後悔しています。
現在はしっかり学んだことで知識を得ることができました。
現在も愛猫の健康管理のために知識を深めるように努めています。
今回は猫が食べると有害なものを紹介していきます。
この記事を読むことで、猫に有害な食べ物が分かります。
それでは、本題に入っていきましょう。
猫が食べたらダメなものってなに?
タマネギなどのネギ類


タマネギを食べると、猫の赤血球の中に存在するヘモグロビンを壊し貧血を引き起こします。
加熱しても作用は変らないため、ハンバーグなどに入っているタマネギを食べるのも良くありません。
- タマネギ
- 長ネギ
- ニンニク
- ニラ
- らっきょう
などのユリ科の野菜には、ヘモグロビンを壊す物質(アリルプロピルジスルフライド)が含まれているので与えないようにしましょう。
チョコレート


チョコレートの原料のカカオには、コーヒーに含まれるカフェインに似た成分のテオブロミンが含まれています。
この成分は、カフェインのような興奮や心拍数の増加、利尿作用があり、大量にとると死にいたることもあるので絶対に与えてはいけません。
少量でも、嘔吐、下痢などの症状が出る場合もあるので、飼い主さんがチョコレートを食べる時は落としたり、置いたまま忘れたりしないように気をつけましょう。
アボカド


アボカドに含まれるペルジンという成分を猫がとることにより、嘔吐や下痢、けいれん、麻痺、呼吸困難を起こすことがあります。
この成分はアボカドの種や葉にも含まれています。
ぶどう、レーズン


猫がぶどうを食べると嘔吐や下痢が見られることがあります。
特にぶどうの皮が危険で、腎臓に異常が起こり死にいたることもあるようです。
りんごなどの果物の種


猫がリンゴなどの果物の種を食べると、種の中に含まれるアミグダリンという成分が毒性のあるシアン化合物になります。
そのため嘔吐やけいれんを引き起こすことがあります。
生のイカ、タコ、カニ、エビ


猫がイカなどの魚介類を生のままで長期間にわたり食べると、魚介類に含まれるチアミナーゼという酵素がビタミンB1を壊し、ビタミンB1欠乏症になります。
ビタミンB1欠乏症が悪化するとけいれんなどの神経症状を生じることがあります。



イカには猫の必須アミノ酸のタウリンが豊富に含まれおり、原料にイカを使ったキャットフードもあります。
チアミナーゼは加熱すると壊れ、加熱したイカなどを食べてもビタミンB1を欠乏することはありません。
ただ、イカやタコはとても消化が悪い食べ物なので下痢や嘔吐を引き起こしやすいかもしれません。
アワビ、サザエ


猫がアワビやサザエを食べるとフェオフォルバイドという物質が体内に入ります。
フェオフォルバイドが耳まで到達し日光に当たると、耳の組織が壊れ皮膚炎を起こします。
そのため、猫が痒さで耳を搔きむしり大きな傷を作ったり、黒く変色したりすることもあるようです。
スルメ


猫が乾燥したスルメを食べると、消化器内で膨張し詰まってしまうことがあります。



与えるのはやめましょう。
生卵


卵白中のアビジンという物質がビタミンB群のひとつのビオチンと結合します。
それにより、消化管からビオチンの吸収を妨げるため、ビオチンが欠乏し皮膚炎や結膜炎の原因となります
少量食べただけなら問題はほとんどないようです。



卵を加熱するとアビジンは壊れるので、猫が食べても問題ありません。
生肉(特に豚肉)


猫が生肉を食べるとトキソプラズマに感染する可能性があります。
飼い主が感染した場合、健康な大人であれば無症状のことが多いですが、免疫力が低い状態にある人や、乳幼児、老人は症状が出やすいようです。
妊娠中の感染は赤ちゃんに深刻な障害をもたらすこともあります。



生肉、特に豚肉はよく加熱してから与えるようにしましょう。
青魚


猫が青魚に含まれる不飽和脂肪酸を長期にとりつづけると、黄色脂肪症になりやすくなります。
黄色脂肪症は、皮下脂肪に硬いしこりや炎症ができる病気です。
青魚に含まれる不飽和脂肪酸を多くとりつづけることで発症し、ビタミンE不足が原因です。
魚や鳥の骨


鶏の骨は嚙み砕くと骨が縦に裂けるので、喉や内臓を傷つける可能性があります。
タイのような魚を与えるときも、太く鋭い骨があるので注意して取り除いてあげましょう。
香辛料


猫は腎臓に負担がかかりやすいので、刺激物や味の濃いものは与えないようにしましょう。
人間の食べ物は味が濃いので与えてはいけません。
アルコール


猫はアルコールを分解できないため、少量でも中毒を起こします。
コーヒーや紅茶


コーヒーや紅茶に含まれるカフェインが作用する脳の興奮作用や利尿作用などが猫には強すぎるため与えないようにしましょう。
牛乳


猫は人間と比べるとラクターゼという消化酵素の働きが弱いため、牛乳の中に含まれる乳糖と呼ばれる糖をうまく分解できず、牛乳を飲むと下痢になることがあります。
牛乳を与えるなら、乳糖を大幅にカットしたペット用の牛乳を与えるようにしましょう。
キシリトール


猫が大量のキシリトールをとると意識を失ったり、けいれんを起こしたりすることがあります。
猫がキシリトールを食べると、インスリンの分泌が促され血糖値が低くなりすぎて中毒症状を起こすことがあります。
意識を失ったり、けいれんを起こしたりすることがあるので、飼い主がキシリトールガムを食べる時には、落ちていないか注意しましょう。



人はキシリトールがインスリンの分泌を促すことがないので低血糖にはなりません。
人の食べ物


人が食べる市販のもの
- 干物
- 缶詰
- ハム
- ちくわなどの加工品
などは猫には塩分が高すぎます。
塩分が高いものを食べると、心臓や腎臓の病気を引き起こします。



もしも味付けしている肉や魚を与える場合は、茹でるなどして塩分を取り除くようにしましょう。
まとめ


今回は、猫に有害な食べ物の紹介をしてきました。
ドッグフードも猫ちゃんが日常的に食べると栄養不足になるので、ワンちゃんと一緒に過ごされている方は気をつけてくださいね。
人が食べるものは、猫がおいしく食べれるものもありますが、猫にとって有害なものも多いです。
人の食べ物は与えないようにするのも安全な一つの方法かもしれません。



猫ちゃんが有害な食べ物を食べてしまったときは、動物病院に連絡し、何をどれだけ食べたのか獣医師に伝え、相談してくださいね。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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