
猫の祖先は犬と同じって本当ですか?
いつどうやって日本に来たんだろう。
簡単な歴史も知りたいです。
そんな疑問にお答えします。
- この記事はこんな人におすすめ
- 猫の祖先を簡単に知りたい。
- 猫の歴史の要点だけを知りたい。
- この記事を書いている人
猫と暮らしていると、こんな疑問が頭に浮かぶことがありませんか?



猫はいったい…いつどこから来たんだろう?
猫の祖先はどんな動物?
考えてはみたものの、調べることもなくそのままになったりしますよね。
ここから先を読むと猫の歴史や進化が簡単に分かります。
それでは、さっそく見ていきましょう。
猫の祖先はリビアヤマネコ?


猫の祖先はミアキス


- 体長:30㎝、頭の長さ:6~9㎝
- 長く細めの胴体、長い尾、後ろ足が前足より長い
- イタチに似ている
ミアキスは約6500万年前に生息していた小型の肉食動物です。
森の木の上で生活し、鳥類や昆虫類、小動物などを食べていました。また、犬の祖先でもあります。
ミアキスの特性を多く残したまま進化したのが猫で、引っ込めることができる爪が退化し進化したのが犬です。
そのまま森に残ったミアキスが猫に、草原に移り住んだミアキスが犬に進化していったようです。



ミアキスはイタチをイメージしたらいいんですね。
猫と犬が同じ祖先だったのは意外でした。
猫がペットになるまでの歴史は?
リビアヤマネコが家畜化された
紀元前1万2000年頃、中東地域で農耕が始まり集落がつくられた頃に、ネズミなどの害獣を獲物とするヤマネコが棲みつきました。
人々がネズミを捕まえさせる目的でヤマネコを飼うことになり、肉食動物のヤマネコは穀物を荒らすことがなくネズミを食べることから、家畜化していったといわれています。



ネズミは食べたことがないな。
美味しいのかな…
最初はキプロス島から
約9500年前のキプロス島の遺跡で猫の骨が発見されています。それは猫が飼育されていたと考えられる最古の形跡です。


古代エジプトでは猫は神聖な動物
紀元前1000年頃の古代エジプトでは、猫は神聖な動物として数千年の間崇められていました。
死後はミイラにされて人間のミイラと一緒に埋葬されています。
その後は南ヨーロッパに渡り、交易の拡大に伴ってシルクロード、海路では海のシルクロードを通ってアジア地域に伝わることになりました。
猫がエジプトからインドへ渡ったのが紀元前200年頃です。



猫のミイラは掘り起こされて薬や肥料になってたなんて…
ちょっと、びっくり!気になります。
中世ヨーロッパでは猫は魔女の手先
15世紀から18世紀にかけて、中世ヨーロッパでは猫が魔女の手先であるとして迫害された暗黒の歴史があります。
その理由は、神秘性、夜行性、非従順性、暗闇で光る眼などが要因であったようです。



この時代に生まれなくて良かった!
昔の人から見ると、猫は不思議な存在だったんですね。こちらの記事では猫の気になる15の疑問を解説しています。
日本へは多くの猫が船でやってきた
日本へは6世紀頃に中国、朝鮮を経由して仏教の伝来と共に経典が輸送される必要がありました。
ネズミの害から経典を守るために多くの猫が船で日本に渡ったと伝えられています。


まとめ


- 簡単にまとめると
- 約6500万年前、猫の祖先はミアキスからイリオモテヤマネコへ進化。
- 紀元前1万2000年頃、中東地域で農耕が始まりヤマネコが棲みつくようになる。
- 約9500年前には猫はキプロス島で飼育されていた。
- 紀元前1000年頃以降、猫はエジプトから全国へ広がった。
- 6世紀頃、日本に猫が船で渡ってきた。
今回は、猫の祖先と歴史や進化を簡単にご紹介しました。
少しでも参考になることがあればうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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