猫を飼いたいけど、正直迷っています。飼う前にどんな心構えや覚悟が必要なんですか?
こんな悩みに答えていきます。
この記事では「猫を飼いたいけど迷っている方」や「猫を飼う心構えや覚悟を知りたい方」に向けて
- 猫を飼う前に「考える10のこと」
- 「5つの自由」ついて
を解説しています。
この記事を読むことで
- 現在猫を飼える環境なのかどうか
- 猫を飼う心構えと覚悟
が分かります。
それでは、本題に入りましょう。
猫を飼う前に「考える10のこと」
ペットショップで見て可愛かったから猫が飼いたくなった。
知り合いの家で猫が生まれて飼ってと頼まれた。
など、猫を飼いたいと思う場面はありますよね。
猫は可愛いです。それは間違いありません。
ですが、飼ってみると思っていたのと違う!と感じる方も多いと思います。
飼ってから後悔したり、最悪の場合は手放したりすることがないように、飼う前に本当に飼えるのかどうかをしっかり考えてみましょう。
猫も人間と同じように命があり、基本的欲求があります。
痛みもあり、感情もあります。
ただでさえ、人に飼われている時点で生活する環境も決められ、制限された生活を送らなくてはなりません。
そのため、飼い主には猫ができる限り快適な生活が送れるようにする責任があります。
- 猫を飼う前に「考える10のこと」
- ペット禁止の住宅ではないですか?
- 引っ越しや転勤の予定はありませんか?
- 猫の生態や特性などが、あなたの生活環境に合っていますか?
- 家族全員が猫を飼うことに賛成していますか?
- 家族の中に猫アレルギーの方はいませんか?
- 毎日欠かさず猫の世話ができますか?
- 家を留守にすることが多くないですか?
- 猫にかかる費用を考えていますか?
- 万が一飼えなくなった時のことを考えていますか?
- 最後まで責任を持って飼うことができますか?
1.ペット禁止の住宅ではないですか?
ペット禁止住宅では、猫を飼っていることが知られた場合に、猫を手放さなければならなくなります。
それに伴い、飼い主も「いつ周りに知られるのか」というストレスを日々感じながらの生活に陥ってしまいます。
2.引っ越しや転勤の予定はありませんか?
引っ越し先や転勤先でも問題なく飼えるのでしたらいいのですが、それ以外は猫を手放すことになる心配があります。
3.猫の生態や特性などが、あなたの生活環境に合っていますか?
猫は犬と違い、単独行動をし性格も気まぐれです。
ゴロゴロと甘えてきたかと思えば、突然噛んだりすることもあります。
呼んでも気が向かないと来ないし、ごはんのときだけ甘えてきたりします。
4.家族全員が猫を飼うことに賛成していますか?
一人でも猫が苦手な家族がいると、最悪な場合、家庭内トラブルに発展し猫を手放さなければならなくなるという事態が起こってしまいます。
理想は家族全員で猫の世話ができることです。
5.家族の中に猫アレルギーの方はいませんか?
猫を飼い始めてからアレルギーに気づくこともあるようです。
6.毎日欠かさず猫の世話ができますか?
病気の時も、しんどい時も、猫の食事やトイレの世話は毎日欠かさず行わなくてはなりません。
7.家を留守にすることが多くないですか?
猫は基本単独行動する動物ですが、猫の性格によっては犬のような猫もいます。
飼い主がいないことに不安やストレスを感じる猫もいます。
8.猫にかかる費用を考えていますか?
アニコム損害保険株式会社の調査では、2020年の1年間に猫にかけた年間支出費用は16万円と発表がありました。
我が家では2匹の猫で1か月15000円ぐらいです。
9.万が一飼えなくなった時のことを考えていますか?
災害や、もしも他のやむを得ない事情で飼えなくなることがあるかもしれません。
10.最後まで責任を持って飼うことができますか?
飼い主には猫の寿命がくるまで飼う責任があります。
上記の10の問いの中で「いいえ」がある場合、飼うのを見送ることも猫への愛情だと思います。
「5つの自由」ついて
「5つの自由」とは、動物が精神的や肉体的にも健康で基本的欲求を満たし、安心安全に暮らせているかを確かめるための判断の基準です。
1960年代にイギリスで定められた動物福祉という考え方で、家畜やペット、実験動物などの人間に飼育されている動物の福祉基準として世界中で認められています。
動物愛護管理法「動物の愛護及び管理に関する法律」第2条でも求められている基本的な心構えです。
これから猫との生活を考えている方は
猫が「5つの自由」に沿って生活できるかどうか
現在猫と暮らしている方も
猫が「5つの自由」に沿った生活ができているか
を見てみましょう。
- 「5つの自由」
- 「飢え・渇き」からの自由
- 「不快」からの自由
- 「恐怖・抑圧」からの自由
- 「本来の行動がとれる」自由
- 「痛み・負傷・病気」からの自由
1.「飢え・渇き」からの自由
- 年齢や健康状態に合った栄養的に十分なごはんを適切な量与えていますか?
- 新鮮な水がいつでも飲めるようになっていますか?
2.「不快」からの自由
- 猫が過ごしている場所は清潔ですか?
- 室温・湿度は快適ですか?
- 首輪はきつすぎませんか?
3.「恐怖・抑圧」からの自由
- 過剰に叱ったりしていませんか?
- 恐怖や精神的苦痛、不安の兆候を示していませんか?
- その兆候がある場合、的確な対応がとれていますか?
4.「本来の行動がとれる」自由
- ケージは狭すぎませんか?
- 猫本来の習性に合った自然な行動がとれていますか?
5.「痛み・負傷・病気」からの自由
- ケガや病気になったときは適切な治療を行っていますか?
- 日頃から健康状態の確認や予防接種を受けていますか?
「5つの自由」で、できていないところがある場合は猫の幸せのために改善する必要があります。
まとめ
今回は「猫を飼いたいけど迷っている方」や「猫を飼う心構えや覚悟を知りたい方」に向けて
- 猫を飼う前に「考える10のこと」
- 「5つの自由」ついて
の解説をしてきました。
猫を飼う前に【考える10のこと】
- ペット禁止の住宅ではないですか?
- 引っ越しや転勤の予定は予定はありませんか?
- 猫の生態や特性などが、あなたの生活環境に合っていますか?
- 家族全員が猫を飼うことに賛成していますか?
- 家族の中に猫アレルギーの方はいませんか?
- 毎日欠かさず猫の世話ができますか?
- 猫にかかる費用を考えていますか?
- 万が一飼えなくなった時のことを考えていますか?
- 最後まで責任を持って飼うことができますか?
- 家を留守にすることが多くないですか?
【5つの自由】
- 飢え・渇きからの自由
- 不快からの自由
- 恐怖・抑圧からの自由
- 本来の行動がとれる自由
- 痛み・負傷・病気からの自由
猫を飼う前の参考の一つにしていただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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